< 東山植物園・縁起のいい木の実 >




《 縁起のいい植物 》
  お正月に相応しい縁起の良い植物は万両・千両・百両・十両・一両 通称、万両や千両は家庭の庭でも良く見かけますが、百両(カラタチバナ・唐橘)、十両(ヤブコウジ・藪柑子)、一両(アリドオシ・蟻通し)は珍しいのではないかと思います。
《 マンリョウ(万両)  》
 冬に付ける光沢のある赤い果実と緑色のコントラストが美しく、「万両」といういかにもたくさんのお金をほうふつとさせる名前で正月用の縁起木として親しまれています。日本では江戸時代から栽培されており、多数の園芸品種が存在します。  日本(主に関東より南)、朝鮮半島、中国、台湾、インドなど、広い範囲に分布する常緑性の樹木です。暖かい地方では2m近くの樹高に達することもありますが、だいたい1m内外に収まる低木で林の下など、半日陰で湿潤な環境を好みます。赤実が基本種ですが白実のシロミノマンリョウ、黄実のキミノマンリョウなどなどが知られています。













《 センリョウ(千両・仙蓼)  》
 センリョウ科の常緑小低木。林内に生育し、また冬に赤い果実をつけ美しいので栽培される。東アジア〜インドに分布する。日本では南関東・東海地方〜九州・沖縄までの比較的暖かい常緑樹林下に自生している。 高さは50〜100cm。葉は対生。花は黄緑色で7〜8月頃に咲き、茎の先に穂状花序をつくる。花には花被がなく、花軸に緑色の雌しべが付き、その側面に薄緑色の雄しべが直接出る変わった姿でをしている。果実は液果で10月頃から赤く熟し、翌年2月頃まで見られる。













《 百両(カラタチバナ・唐橘) 》
 本州全域の、暖かい林内に、多く産する40cm前後の常緑低木です。葉は柳の葉型で長さ15cm前後の濃い緑色。       花は5mm位の白花、6〜7月が花期。  秋には径1cm位の実になる、実色も品種により赤、桃、茶、紫、黄、白の変化がある。茎色も青木、赤木、紫木など、品種により変化がある。 葉面の凹凸、また色々な斑入りが多岐にわたり変化が多い。









《 十両(ヤブコウジ・藪柑子) 》
 ヤブコウジ科の常緑小低木。林内に生育し、冬に赤い果実をつけ美しいので栽培もされる。ほふく茎が長く這って伸び、先が20cmほど立ち上がって葉を輪生状につける。花は白か淡いピンク色で、夏に葉の根元から伸びて下向きに咲く。果実は液果で冬に赤く熟す。日本のほか東アジア一帯に分布する。







《 一両(アリドオシ・蟻通し) 》
薄暗い林下に生える。高さは、50cmほど。主茎はまっすぐに伸びるが、側枝はよく二叉分枝しながら横に広がり、独特の樹形となる。 葉は対生し、葉腋に1対の細長いとげがあり、長さは葉と同じくらいある。葉が枝から水平に広がり、それに対して棘は垂直に伸びる。花期は4〜5月頃。葉腋に筒状の白い4弁花を通常2個ずつ咲かせる。東アジア、東南アジアからインド東部まで分布する。日本では、関東地方以西、四国、中国地方に分布する。





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