< 東山植物園・野の花T >




《 キランソウ(金瘡小草) 》
 本州から九州に分布し、日当たりのよい山野に自生するキランソウ属の多年草。別名:地獄の釜の蓋。春の彼岸ごろ根生葉が地面にはりつくように広がっていることによる。 全体に毛が多い。茎は高く伸びず、草全体がロゼット状に地表に張り付いて円盤状の形になる。伸びる茎は斜めに地表をはうが、そこから根を出すことがなく、その先端部はやはりロゼット状に葉を広げ、花をつける。シソ科では珍しく、茎の断面が丸い。







《 タツナミソウ(立浪草) 》
 平地から低山の草原や道端、森林内の開けた場所などに生えます。茎をまっすぐに立てて株立ちになり、地下茎を伸ばしてふえます。茎の先端に長さ約3cmで独特の形の花穂をつけ、それが波頭に見立てられています。茎の表面から直角に立つ毛(開出毛)が生えているのが特徴です。







《 アジュガ 》
 別名:ジュウニヒトエ(十二単) アユガ セイヨウキランソウ。アジアの温帯から熱帯にかけて約40種類が分布するシソ科の草花です。日本にもジュウニヒトエ〔A. nipponensis〕をはじめ、8種の仲間が自生します。常緑の多年草で冬にも葉は枯れずに残り、春に花を咲かせます。







《 ツルオドリコソウ(蔓踊子草) 》
 別名:キバナオドリコソウ、原産地はヨーロッパの東部から西アジアにかけてである。 日本では園芸用として渡来したものが野生化している。 草丈:高さ20〜40cm 花径1〜2cmの黄色い唇形の花をつける、花は黄色で唇弁型の上唇が膨らんで細かな毛がある、ヨーロッパ東部、アジア西部原産の多年草で葉は対生し白いこすれたような模様が付く、 斑の入った葉がきれいです 葉には細かい毛が生え、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。











《 キバナカタクリ(黄花片栗) 》
 カタクリの仲間は世界に25種が確認されている。我が国産もヨーロッパ産も赤もしくはピンクであるが、アメリカ・カナダ両国に見られるカタクリの中には写真に見られるような黄花種も存在している。 草丈10〜30pで、自生地は、明るい針葉樹林下の草原に、雪解けの頃に開花する。赤色の花をつけるヨーロッパ種に対して命名されている。











《 ウマノアシガタ(馬の足形) 》
 ウマノアシガタは北海道南西部以南の日本全国から朝鮮・中国に分布する多年生草本。水田のあぜ道、適度に湿った路傍などに普通に生育する。全体に毛が多い。  野に咲くウマノアシガタは春の光に輝いている。ウマノアシガタというよりも、別名のキンポウゲ(金鳳花)の方が、この光り輝く花のイメージによく似合っている。花弁に光沢があるのがこの仲間の特徴の1つである。ウマノアシガタという名前は、根生葉が馬の足に似ているというのであるが、さっぱりわからない。馬の足をじっくりと観察しなければならない。  キンポウゲの仲間には有毒植物が多く、ウマノアシガタも有毒である。







《 トキワイカリソウ(常盤錨草) 》
 北陸から山陰にかけて分布します。花は白、紅紫色。4枚の花びらそれぞれの先端がツノのように反り返ってとがり、その姿を船の錨に見立てこの名前があります(とがった部分は距-きょ-と呼ばれます)。萼も花びらのように色づくものが多いです。 春を代表する山野草の一つとして古くから日本人に愛され、茶花や鉢花として親しまれてきました。日本には6種が自生しますが、違う種同士が自然に掛け合わさったり、地域によって個体差や変種など微妙な違いがあって、分類や種の特定が難しい植物でもあります。











《 中国イカリソウ》









《 ケマンソウ(華鬘草) 》
 「華鬘(けまん)」とは、 仏殿の垂れ下がった、 仏前に吊るす飾りもの”華鬘”のことで、花穂をそれにみたてた名前です。 紫色の花なので ムラサキケマン、黄色い花なので キケマンと、分かりやすいネーミング。 葉が柔らかくて美味しそうに見えますが、どちらも有毒です。







《 ケマンソウ(華鬘草) 》
 別名:タイツリソウ(鯛釣草)、、フジボタン、ケマンボタン、ヨウラクボタン、花茎一本に花が最大で15輪ほど釣り下がって咲き、あたかも鯛が釣竿にぶら下がっているように見えるため、「タイツリソウ」の名が付いた 中国や朝鮮半島に分布する、毎年花を咲かせる多年草です。日本には15世紀の初め頃(室町時代)に入ってきたと言われています。華鬘草(ケマンソウ)ではなかなかピンとこなくても、こちらの別名なら納得という感じがします。庭植えの他、鉢花としても親しまれています。







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