< 東山植物園・野の花U >




《 ハナニラ(花韮) 》
 主にメキシコからアルゼンチンにかけてに分布する小球根で、秋に球根を植え付けると春に花を咲かせます。 学名の読みの違いから、イフェイオン、アイフェイオンとも呼ばれます。英名は花の形からスプリング・スターフラワーです。茎や葉を折るとニラのような刺激臭があるので、ハナニラとも呼ばれます。ちなみに野菜のニラとはさほど近い仲間ではありません(科は同じですが、属が異なります)







《 クサイチゴ(草苺) 》
 クサイチゴは本州(岩手県以南)の各地に生育する落葉の小低木。低木と入っても高さは数十cmしかなく、葉も草質であり、イメージは多年生草本である。落葉であると図鑑には記されているが、場所によっては常緑であり、冬にも葉を付けている。気温の低下する場所では落葉となり、丈も低いことから、クサイチゴの名が付いたものであろう。 生育地は明るい林縁や草地であり、ポピュラーなキイチゴである。







《 シラユキゲシ(白雪芥子) 》
 春先に夏椿に似た感じの花を咲かせる耐寒性多年草で、山地の湿ったところに自生しています。一茎に数輪の小さな4弁の白花を咲かせます。花より大きな葉は、蕗に似たハート形をしており、葉縁は緩やかに波打っています。







《 ラショウモンカズラ(羅生門葛) 》
 本州・四国・九州、朝鮮半島、中国東北に分布する、毎年花を咲かせる多年草です。主に山野の中にある林の縁など、比較的日当たりのよい場所に自生します。栽培品が山野草として出回ります。 花の姿を渡辺綱が羅生門で切り落とした鬼の腕に見立ててこの名前があります。「カズラ」は蔓(つる)のことですが厳密には蔓ではなく、ランナーと呼ばれる蔓のような細い茎が地を這うように伸びます。成長すると広い範囲で茂るのは、このランナーから芽が出てきて新たな株になるからです。









《 テンナンショウの仲間 》
 温暖な地方に約150種類が自生している植物で、地下部に球根を持ちます。なんと言ってもこの植物の特長は一見グロテスクにも見えるユニークな形の花です。日本にも同じ仲間の植物が25種類ほど自生しており、「ウラシマソウ」「ユキモチソウ」「ムサシアブミ」などが山野草として人気があります。
◎ウラシマソウ(浦島草) 付属体が細長く伸び、この部分が浦島太郎の釣り糸に見立てられてこの名前が付きました。
◎ユキモチソウ 付属体が丸くておもちのように真っ白なのでこの名前があります。人気の高い品種。
◎ムサシアブミ 花の形が馬具の’あぶみ’を連想させるところから。

《 ウラシマソウ(浦島草) 》







《 ユキモチソウ(雪餅草) 》











《 ムサシアブミ(武蔵鐙) 》







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