< 東山植物園・野の花 >




《 ハッカクレン(八角連) 》
 台湾や中国の深山の林床に生える大型の植物です。 太い茎の先端に大きな角のある葉を2枚広げ、葉の下に赤褐色の抱え咲きの花を数輪咲かせます。葉が八角(実際には七角や九角の場合もあるが)になり、葉の中心から葉柄が出ていることからはすに似ているので。また、2枚の葉のつけ根部に花が咲くものを「タイワンハッカクレン」、茎の途中に咲くものを「チュウゴクハッカクレン」と呼び分けられています。2枚の葉は広がった段階で成長を止めます。花はやがてボール状の実になり、タネがはじけます。









《 ハルジオン(春紫苑) 》
 根元には篦型の根出葉があり、花の時期にも残ることが多い。葉と茎は黄緑色で、まばらに毛が生える。茎はあまり枝分かれせずに伸び、先の方で何回か枝分かれして、花をつける。花はヒメジョオンと同じく、細い舌状花を持つヒマワリのような花だが、白とピンクのものがある。また、ヒメジョオンより一回り花が大きい。花の時期は4月-5月頃でヒメジョオンよりも早い。一部の地域では「貧乏草」と呼ばれ、「折ったり、摘んだりすると貧乏になってしまう」と言われている。







《 エビネ(海老根) 》
 ラン科カランセ(エビネ)属の植物は日本や中国、台湾、東南アジア〜マレーシア、ヒマラヤなどに150種以上が分布します。  そのすべてを総称して「エビネ」と呼ぶ場合もあれば、日本原産のカランセ属のみを「エビネ」と言うこともあります。また日本原産のものの中でも夏や秋に咲くものは区別されることもあります。 地表近くにできる根茎がエビのように曲がって連なっているため「海老根(エビネ)」の名前があります。主に開花期は4〜5月、葉が出てくるとともに花茎を伸ばし十数輪の可憐な花を咲かせます。花の大きさは径1〜2cmで花色や形は種ごとに特徴があるだけでなく、同じ種の中でも非常に個体差がありその多様性から「2つと同じものはない」と形容されることもあります。 代表的な原種に「ジエビネ」「キエビネ」「サルメンエビネ」「ニオイエビネ」「キリシマエビネ」の5種があり、さらに、それらの種同士が自然に交雑して生まれた「タカネ」「ヒゼン」「サツマ」「コオズ」などと呼ばれる自然交雑種があります。





















《 ホウチャクソウ(宝鐸草) 》
 アジア大陸の東端(極東ロシア?東南アジア)全域に見られ、日本全国に分布する。雑木林などの樹間のひらけた場所に群生する。初夏に地味だが白から緑へのグラデーションが美しい花をつける。







《 ショウブ(菖蒲) 》
 カタクリの仲間は世界に25種が確認されている。我が国産もヨーロッパ産も赤もしくはピンクであるが、アメリカ・カナダ両国に見られるカタクリの中には写真に見られるような黄花種も存在している。 草丈10〜30pで、自生地は、明るい針葉樹林下の草原に、雪解けの頃に開花する。赤色の花をつけるヨーロッパ種に対して命名されている。











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