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< 東山植物園・木々の花V >




《 ハクサンボク(白山木) 》
 日本の暖地の山野、海岸に自生する常緑小高木。葉は対生、広い卵形、表面にはつやがある。葉の上半部に鈍い波形の鋸歯がある。 花は枝の先に集散花序の白い花をつける。楕円形の核果をつけ、熟すると赤くなる。花および葉は乾くと異臭がある。







《 アメリカテマリシモツケ(花筏) 》
 アジア東部と北アメリカ、メキシコに10種が分布する落葉低木です。このうち、日本で栽培されるのは、北アメリカ原産で、コデマリに似た花を多数咲かせるアメリカテマリシモツケで、育てやすく、花つきもよいことから、ガーデニング花木として近年普及しました。







《 チョウジガマズミ(丁字莢迷 》
 本州(中国地方・四国)、九州、朝鮮半島南部原産の落葉性低木です。花の色は白〜淡いピンク色で小さな花を一カ所にまとめて咲かせます。花房は直径5cmほどのボール状になり、枝のいたるところに付きます。  寒さ、暑さに強く庭植えでも栽培できますが、コンパクトでさほど大きくならないため大きめの鉢やコンテナ植えでも充分育てることができます。







《 ビバーナム・ティヌス(酸実、桷) 》
 ヨーロッパ南東部原産の常緑の低木です。日本に生息している落葉樹のガマズミの仲間で、こちらは常緑なので常緑ガマズミという別名もあります。花は春に白くて小さな花を沢山付けて、 秋に黒い果実が密になります。







《 コウゾ(楮) 》
 ヒメコウゾとカジノキの雑種である。和紙の原料としても使われている。葉は互生し,ゆがんだ卵形でざらつく。托葉はすぐ落ちる。雌雄同株。5月ころ,ほぼ球形の雄花序が新枝の基の方につく。雄花には4花被と,それに対生する4本のおしべがある。雌花序は新枝の先の方につき,球形に多数の雌花をつけ,赤い花柱が放射状に出る。雌花は袋状の花被に包まれ,その周囲には盾状の鱗片様のものが林立する。









《 クロバイ(黒灰) 》
 関東地方以西の本州・四国・九州・琉球、朝鮮南部に生育する常緑高木。丘陵地帯の山頂や尾根筋などの乾燥した立地に生育し、葉は長さ4-8cm、幅は2-3cm。革質でやや厚く、濃緑色で両面無毛。5月頃、葉腋から総状の花序を出す。果実は楕円形で長さ6-7mm。秋に黒紫色に熟す。







《 シナフジ(支那藤) 》
 支那藤(シナフジ)はマメ科フジ属の蔓性落葉木本である。 原産地は中国の東北部である。 日本へは昭和時代の初期に渡来した。 木に巻きついて上り、長さは20メートルにもなる。 庭木にしたり棚造りにしたりするが、日本の藤(フジ)がきれいなこともあってわが国ではあまり普及していない。







《 シナアブラギリ(支那油桐) 》
 高さ数十mになる落葉高木で葉は先の尖った広卵形です。花、果実ともアブラギリより大きく花弁は長さ3cmで果実は4〜5cmです。花は白色で赤または橙色の脈があります。生長は大変早く公園樹に利用されます。  







《 シナユリノキ(支那百合の木) 》
 中国中・南部原産(ユリノキは北米東部の原産)、花弁にオレンジ斑は入らず、花自体ユリノキよりも小さい。







《 ハンカチノキ 》
 中国の西部から南部に分布する落葉性の高木で標高1200m〜1500mの日当たりのよい斜面に自生します。生長すると樹高20mに達し、幹の直径は1mにもなります。 葉は縁にぎざぎざがあり、裏側を見ると葉脈の部分が盛り上がっています。春に葉を広げると同時に枝から短い柄を下向きに伸ばして花を咲かせます。花は白く色づいた苞と呼ばれる大きな葉っぱが2枚と花の本体からなり、花びらはありません。花の本体は苞にくるまれるよう中心に付き、たくさんの雄花と1本の雌花が集まってピンポン球のように丸くなります(両生花)。







《 ホオノキ(朴の木) 》
 北海道から九州に分布する落葉高木。主に谷筋などに生育するが二次林の中にも時折生育が見られる。ホオノキの特徴は、なんと言っても長さ25〜30cmほどもある、大きな葉である。太い枝の先端付近に集まって大きな葉を広げる様は遠くから見てもすぐにホオノキであることがわかる。5月頃から枝先にクリーム色の大きな花を付ける。高い梢に花を付けるので、林道の橋の上からでないとなかなか上から見ることができない。







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