< 東山植物園・野の花T >




《 フタリシズカ(二人静) 》
 日本(北海道〜九州)、中国に分布する毎年花を咲かせる多年草です。人里に近い山野の林下など薄明るい場所に自生します。名前は謡曲「二人静」に由来し、2本の花穂を静御前とその亡霊の舞う姿になぞらえたものと言われます。田植えの時期にちょうど花が咲くのでサオトメバナ(早乙女花)の別名があります(早乙女は田植えをする女性のことです)。







《 チョウジソウ(丁字草) 》
 東アジア(日本、朝鮮半島、中国)に分布する。 日本では北海道から宮崎県にかけて分布し、川岸の氾濫原や原野などの、やや湿った草地に自生する。 本種はフジバカマなどと同様に、かつては全国的に分布する普通種であった。近年になり減少が著しく、2000年版環境省レッドデータブックでは、100年後の絶滅確率が約 97% と推計され、絶滅危惧U類(VU)に指定されていた。









《 スズラン(鈴蘭) 》
 本州中部以北から北海道に分布する、毎年花を咲かせる宿根草です。キミカゲソウ(君影草)のべつめいがあります。地中の浅い位置を地下茎が走り、その先端から芽を出して2〜3枚の葉を出します。葉は先端の尖った長い楕円形で、地際が筒状に巻いて茎のようになります。







《 チリアヤメ 》
 原産地 チリ、アルゼンチンで、芝生の中などで散らばるように点々と可憐な花を咲かせ、小さいながらも鮮やかな濃いブルーの色がよく目立ちます。花は朝開いて夕方にはしぼむ一日花ですが、次々と咲き続けます。草姿が小さいわりに花は大きく、花径は3cmくらい、3枚の丸みのある花弁(外花被)が広がり、プロペラのように見えます。中心部には濃淡の模様が入り、3枚の小さな花弁(内花被)があります。







《 ヒメフウロ(姫風露) 》
 日本の山野に自生するゲンノショウコの仲間。世界各地に約400の種類がある。小さく可憐な花は、花もちは悪いが、次々と開花し、3カ月くらい咲き続ける。鉢植えやロックガーデンに向く種類が多く、秋には紅葉が楽しめる。









《 シラン(紫蘭) 》
 日本(本州・四国・九州・沖縄)、台湾、中国などに分布するランの仲間です。カタカナやひらがなで表記すると変な感じですが、漢字を当てると要するに「紫蘭」で、紫色の花を咲かせる蘭と言うことです。栽培品は花壇や庭先などでごく普通に見られますが、純然たる野生種は準絶滅危惧種に指定されています



















《 ハッカクレン(八角連) 》
 台湾や中国の深山の林床に生える大型の植物です。 太い茎の先端に大きな角のある葉を2枚広げ、葉の下に赤褐色の抱え咲きの花を数輪咲かせます。葉が八角(実際には七角や九角の場合もあるが)になり、葉の中心から葉柄が出ていることからはすに似ているので。また、2枚の葉のつけ根部に花が咲くものを「タイワンハッカクレン」、茎の途中に咲くものを「チュウゴクハッカクレン」と呼び分けられています。2枚の葉は広がった段階で成長を止めます。花はやがてボール状の実になり、タネがはじけます。








《 ラバテラ・バイカラー 》
 地中海沿岸、西アジア、アメリカ西部、オーストラリアなど広い範囲に25種が分布します。ヨーロッパではたくさんの園芸品種があって、広く栽培されています。日本では、一年草タイプのトリメストリスと多年草タイプのクレメンティーが比較的栽培されています。 主な開花期は夏で、花姿は同じアオイ科のフヨウやムクゲに似ています。草丈が比較的大きくなって株も張るので、露地植えに適しています。花はやや小振りでたくさん付き、かわいらしいです






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