< 東山植物園・野の花 >




《 トキソウ(鴇草・朱鷺草) 》
 本州や北海道を中心に日本各地の湿原や湖沼に見られる湿地性の野生ランです。比較的海岸に近い湿地から高層湿原まで垂直分布は広く、多くの群落をつくっています。花のピンクが朱鷺の羽の色に似ているからとか。  春、芽出しのときに、葉に包まれるように花芽を抱いて出てきます。葉は細いへら状で1本の茎に1枚のみ葉をつけます。葉の展開と同時に花芽が伸びて、晩春から初夏に優しい桃紫色の花を咲かせます。花後、結実したものは子房が大きくふくらみタネになります。






《 オッタチカタバミ(おっ立ち片喰) 》
北アメリカ原産の比較的最近の帰化植物です。 4月〜6月ごろに花を咲かせます。 花はカタバミとよく似ているのですが、全体を見るとカタバミは茎が地をはい、オッタチカタバミは茎が立ち上がっている。







《 アルクトテカ・カレンデュラ(ワタゲハナグルマ) 》
 南アフリカ原産のキク科の多年草で、。タンポポとマーガレットを合わせたような姿をしている。観賞用として栽培されるが、丈夫で良く繁殖するため、雑草化する可能性もあるという。









《 ヤエドクダミ ( 八重毒痛み) 》
 北海道の南部から沖縄にかけて分布し、日陰や湿地に生える。海外では、東アジアや東南アジアに広く分布する。八重毒痛み(ヤエドクダミ)はその品種の1つである。 草丈は20センチから40センチくらいである。葉は先の尖った心臓形で、互い違いに生える(互生)。葉の質は柔らかい。開花時期は5月から6月である。茎先に八重咲きの白い花を咲かせる。 花びらのように見えるものは、葉に近い性質をもった総苞と呼ばれるものである。花の真ん中に見える黄色い部分が花だが、花弁も萼片もない。







《 チリアヤメ 》
 原産地 チリ、アルゼンチンで、芝生の中などで散らばるように点々と可憐な花を咲かせ、小さいながらも鮮やかな濃いブルーの色がよく目立ちます。花は朝開いて夕方にはしぼむ一日花ですが、次々と咲き続けます。草姿が小さいわりに花は大きく、花径は3cmくらい、3枚の丸みのある花弁(外花被)が広がり、プロペラのように見えます。中心部には濃淡の模様が入り、3枚の小さな花弁(内花被)があります。







《 コモチマンネングサ(子持万年草) 》
 本州から南西諸島、朝鮮・中国に分布する多肉植物。マンネングサとは名前が付いているが、秋に芽生え、初夏に開花して終わる越年草である。乾燥した路傍、荒れ地、花壇などに生育する。多肉植物であるので根は貧弱で抜きやすいが、葉腋に無性芽(むかご)を形成し、これが離れて落下して繁殖するので、すぐに新しい個体が再生してくる。







《 キョウガノコ(京鹿の子) 》
 濃い赤紫色の花を咲かせます。古くから栽培されている園芸植物で、野生のものは知られていません。側小葉はなく、葉は頂小葉(葉柄の先端部にある葉)だけなのが特徴です。







《 ムラサキセンダイハギ(紫先代萩) 》
 多年草で寒さにも暑さにも強い花です、アメリカの東部から中部に分布しています。湿り気のある岩礫地の林内に生え、高さは150センチほどになります。葉は3出複葉で互生します。晩春から初夏にかけて、総状花序をだし、青色または紫色の花を咲かせます。葉や莢果は、チェロキーインデアンのひとたちが青色の染料として使ったということです。







《 ギボウシ(擬宝珠) 》
 東アジアにおよそ20種〜40種が分布する、毎年花を咲かせる多年草です。分布の中心は日本で、多くの種があります。やや湿り気のある土壌を好み、主に山 野の林の中や草原、湿原などに自生します。日本では古くから観賞用に庭などに植えられていました。園芸品種ができたのは江戸時代中期から後期で、ヨーロッ パにはシーボルトらによって紹介されました。その後、アメリカにも導入されて数多くの園芸品種が作られました。葉の色や姿、大きさにさまざまなバラエ ティーがあり、園芸では葉を鑑賞するリーフプランツとして広く用いられています。







《 ハッチョウトンボ(八丁蜻蛉) 》
 日本一小さなトンボとして知られ、主として平地から丘陵地・低山地にかけての水が滲出している湿地や湿原、休耕田などに生息しているが、時には尾瀬ヶ原のような高層湿原でも見られることがある。 世界的にも最小の部類に属する。赤い方がオスで、メスは余り目立たない。パキスタン、インド、ネパール、中国、台湾、マレーシア、ミャンマー、タイ、フィリピン、ニューギニア、韓国、日本、ソロモン諸島、オーストラリア北部など、東南アジアの熱帯域を中心に広く分布する。








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