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< 東山植物園・木々の花V >




《 シャリンバイ(車輪梅) 》
 本州西部、四国西南部、九州の海辺など主に西日本に分布する常緑性の低木です。小枝を車輪状に出して、5月に梅に似た白い花を咲かせるところからシャリンバイの名前があります。花後には直径1cmほどの球形の実を付け、10月頃に熟して黒紫色になります。







《 トベラ(扉) 》
 日本や朝鮮半島南部、中国沿岸部を原産とする広葉樹です。常緑で潮風や大気汚染に強いので海岸に近い場所や公園に多く植えられています。葉は幅2〜3cmで先が丸く、表面に光沢があり厚めでやや革質です。葉は乾くと裏側にくるりと巻き込みます。  4〜5月になると枝先に芳香のある白い小さな花をたくさん咲かせて丸い果実ができます。果実は10月頃に熟して3つに裂け、ねばねばとして糸を引いた赤いタネが中から出てきます。雌雄異株で果実は雌株ににできます。







《 ギョリュウバイ(御柳梅) 》
 オーストラリア・ニュージーランドを中心に約40種が分布する常緑の低木です。日本ではその中でも、スコパリウムと言う種を指し「ギョリュウバイ」と呼んでいます。  葉は先端がとがった形をしており小さくて堅いです。花の大きさは1〜2cmで枝の先端近くにびっしりと付け、最盛期は全体が花色に染まります。一重咲きや八重咲きがあり、色は白、紅色などがあります。















《 セイヨウバイカウツギ (西洋梅花空木) 》
 純白の大柄の花が通りの角の、それほど高くないところにたくさん咲いていて遠くからでもよくっわかる。  径5cmの白色の花で、日本の自生種バイカウツギ (P. satsumi) の花径3〜4cmよりも大きい。交配種。  ヨーロッパ南部や北アメリカ産のものと日本のバイカウツギとの交配によって作られたもので、芳香も日本のものよりも強い。高さは2mで株立ちになり、よく分枝する。葉は対生し、縦に走る3〜6本の脈がよく目立つ。







《 ヒメシャラ(姫沙羅) 》
 幹は樹皮が薄く滑らかな赤褐色で観賞価値が高く、ナツツバキより鮮やかです。6月から7月に、直径2〜2.5cmのツバキに似た白い5弁の花を咲かせます。葉もナツツバキより小型で、葉や枝には絹のような白い毛があり、花の外面にも同様の毛があります。毛のあることがナツツバキとの識別点です。







《 ノイバラ(野茨) 》
 バラ科の落葉性のつる性低木。日本のワイルド・ローズ(野生バラ)の代表的な種。沖縄以外の日本各地の山野に多く自生する。ノバラ(野薔薇)ともいう。野原や草原、道端などに生え、森林に出ることはあまり見ない。河川敷など、攪乱の多い場所によく生え、刈り込まれてもよく萌芽する、雑草的な性格が強い。









《 トキワサンザシ(常盤)山査子 》
 日本ではトキワサンザシ、タチバナモドキ、カザンデマリの3種類が多く栽培されており、これらをピラカンサと呼んでいます。常緑性の低木で、春に白い小花を咲かせ、秋から冬にかけて赤や柿色のつややかな果実を付けます。 果実は重さで枝がしなるほどたくさん付き、緑色の葉とのコントラストも非常によいです。枝の伸びる勢いが非常に強いので、庭木としてだけではなく、刈り込んで生垣やトピアリーにしたり、鉢植えにする事もできます。







《 シナトチノキ(支那栃の木) 》
  中国のトチノキはシナトチノキで、一本の葉柄から通常七枚の葉が出ているところから『七葉樹』(リーペンチー)と呼ばれます。因みに我が国のトチノキは『日本七葉樹』と云うそうです。 かの有名なマロニエはセイヨウトチノキのフランスでの呼び名で、シャンゼリゼ通りの並木はパリの象徴ですらあります。







《 ユッカ 》
 ユッカは北アメリカ〜中央アメリカにおよそ50種が分布する樹木もしくは多年草です。日本では古くから庭園樹として数種類が広く利用されており、近年では観葉植物としても親しまれています。 かたく尖った葉を放射状に伸ばし、全体的な見た目はシャープな感じのものが多いでが、種によって姿はそれなりに異なります。大きなものは樹高10mを超す大木になりますが、小さなものは1m程度にしか生長しません。葉っぱは細い剣状や細長い線状で先端が尖り厚みがあり繊維質で、ピンと立ち上がります。また、地下に球根(根茎)を作るものもあります。多くの種は乾燥地帯に自生します。長い花茎をまっすぐ伸ばし、丸っこい大きな花が花茎にぶら下がるようにたくさん咲きます。花色は白が多いですが、クリーム色や緑白色、紅紫色を帯びるものもあります。







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