< 東山植物園・野の花 >




《 オダマキ 》
 日本原産のミヤマオダマキと、ヨーロッパなどが原産の西洋オダマキの2グループに大別されます。ミヤマオダマキは白から紫までの色幅があり、変わったところでピンクがかった園芸品種もあります。草丈は20-30cmで、径4cmほどの花をつけます。それに対して西洋オダマキは、草丈70cmに達し、花色も、赤・桃・白・黄などカラフルです。花はおおよそ5月〜6月頃の初夏に咲きます。







《 キキョウ(桔梗)》
 日本、朝鮮半島、中国原産で、毎年花を咲かせるキキョウ科キキョウ属の多年草です。 日当たりのよい山野などに自生し、日本では万葉の昔から秋の七草として親しまれており、各地に名所も知られています。切り花としても利用されます。根はキキョウサポニンを含み、咳止めなどに効く薬草としても利用されます。また、家紋などの意匠や図案にもよく用いられました。







《 オカトラノオ(丘虎の尾) 》
 日本、韓国、中国など東アジアに分布する毎年花を咲かせるサクラソウ科リシマキア属※1の草花です。日本では日当たりのよい山すその草原などで群生している様子を普通に見られる野草です。 茎は枝分かれせずにまっすぐ伸びて高さは1mに達します。花の咲く時期はおもに夏で、白い小花を密に付けて房状の花穂をつくります。花穂は直立せずにくにゃりと曲がった姿になり、その様子を虎の尻尾に見立ててオカトラノオの名前があります。







《 メドスイート(西洋夏雪草) 》
 キョウガノコ(京鹿子:バラ科シモツケソウ属)の白花種を夏雪草と云い、その花姿が似ているので夏雪草の名前を借りて、外国産なので西洋を付けた。 夏に咲く白い雪のような花から夏雪草と呼ぶようになったようです。







《 トリアシショウマ(鳥足升麻) 》
 本州から北海道にかけて分布している。ブナ林などの夏緑広葉樹林域の谷筋・林縁・草原などに生育する。







《 ギボウシ(擬宝珠) 》
 東アジアにおよそ20種〜40種が分布する、毎年花を咲かせる多年草です。分布の中心は日本で、多くの種があります。やや湿り気のある土壌を好み、主に山 野の林の中や草原、湿原などに自生します。日本では古くから観賞用に庭などに植えられていました。園芸品種ができたのは江戸時代中期から後期で、ヨーロッ パにはシーボルトらによって紹介されました。その後、アメリカにも導入されて数多くの園芸品種が作られました。葉の色や姿、大きさにさまざまなバラエ ティーがあり、園芸では葉を鑑賞するリーフプランツとして広く用いられています。 ギボウシはつぼみの姿が橋の柱の先端などについている擬宝珠(ぎぼし)に似ているところからつ けられた名前です。海













《 中国ノカンゾウ(野萱草) 》
 和名は中国のホンカンゾウに似て野にあるからという。 萱草は中国では別名忘憂草といわれこの植物を着物の紐に結んでおくと 悲しみや辛い事を忘れられという。それでワスレグサともいい、古代に中国から帰化したと言われるヤブカンゾウの別名をワスレグサ、 そして同じ属のノカンゾウにも汎用しているようだ。







《 ヒメユリ(姫百合)  》
 中国北部、朝鮮半島、アムール、日本に分布するユリの仲間です。漢字を当てると『姫百合』で他のユリ類と比べると大きさは若干控えめです。また、花が星形に開くので『スター・リリー』の英名があります。日本の自生地では群生せずに、まばらに生えることが多いです。





《 インドハマユウ(クリナム) 》
 世界の熱帯から亜熱帯に約160種が分布する大型の球根植物です。大半の種はアフリカに分布しますが、日本にも西日本の海岸を中心にハマユウ(学名:クリナム アジアティクム 'ヤポニカム')が自生します。インド原産の大輪種で花色は白やピンクで開花期は初夏。ハマユウに次いでよく栽培されている種で、日本には昭和初期に渡来しました。







SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送