< 東山植物園・野の花 >




《 ネジバナ(捩花) 》
 日本を含む東アジアに広く分布し、主に日当たりのよい平地に自生しますが公園の芝生や緑地帯、道路脇など人間の生活する身近な環境の場所にもよく見られ、日本では最もありふれたラン科の植物のひとつではないかと思います。群生状態で自生していることが多く、初夏に花茎を長く伸ばして、小さな花が螺旋階段を上るようにねじれながら次々と咲いていく姿がじつにユニークです。そのねじれるように咲く様子から「ネジバナ」の名前があります。別名のモジズリは織物の一種「忍捩摺(しのぶもじずり)」に由来しているといわれています。







《 ワルナスビ(悪茄子) 》
 アメリカ合衆国南東部(カロライナ周辺)の原産。日本も含め世界的に帰化している外来種である。 茎や葉に鋭いとげが多いうえ、垂直および水平に広がる地下茎および、牛糞などに混じる種子でよく繁殖し、除草剤も効きにくく、一度生えると駆除しにくい。







《 ハッカ 》
 日本(北海道・本州・四国・九州)、朝鮮半島、中国、シベリア、サハリンなどに分布する、毎年花を咲かせる多年草です。日当たりが良くてやや湿り気のある所に自生します。ミントの仲間で、葉っぱを軽くこすると喉や鼻孔がすーっとする清涼な香りがします。 草丈は60cmくらいで、葉っぱは長だ円形で先端が尖って葉脈がくっきりと深めに入り、縁には粗くぎざぎざが入ります。茎や葉には軟らかくて細かい毛が生えます。夏〜秋にかけて、葉の付け根にごく淡い紫色(白に近い)の小花が固まって付きます。







《 ゴボウ( 牛蒡 ) 》
 キク科で、アザミに似た花を咲かせる。食物繊維を豊富に含む、健康野菜。西洋ではハーブ、中国では漢方薬としても使われており、食用にするのは日本と朝鮮半島くらいだとされる。







《 ヒメヒオウギスイセン(姫檜扇水仙)  》
 別名:モントブレチア(クロコスミア) アヤメ科クロコスミア属の球根植物で、熱帯アフリカにおよそ6種が分布します。旧属名がモントブレチアだったので、その名残で今でも通称として用いられています。 園芸で広く普及し栽培されているのは、オーレア種〔C. aurea〕とポッツィー種〔C. pottsii〕を掛け合わせて作られた雑種、クロコスミーフローラ〔C. × crocosmiiflora〕を元とした園芸品種群です。一般にこの園芸品種群を指してモントブレチアと呼ぶことが多いです。













《 ギボウシ(擬宝珠)  》
 東アジアにおよそ20種〜40種が分布する、毎年花を咲かせる多年草です。分布の中心は日本で、多くの種があります。やや湿り気のある土壌を好み、主に山 野の林の中や草原、湿原などに自生します。園芸品種ができたのは江戸時代中期から後期で、ヨーロッ パにはシーボルトらによって紹介されました。その後、アメリカにも導入されて数多くの園芸品種が作られました。 葉の色や姿、大きさにさまざまなバラエ ティーがあり、園芸では葉を鑑賞するリーフプランツとして広く用いられています。 ギボウシはつぼみの姿が橋の柱の先端などについている擬宝珠(ぎぼし)に似ているところからつ けられた名前です。













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