< 東山植物園・花壇の花U >




《 インドハマユウ(クリナム) 》
 世界の熱帯から亜熱帯に約160種が分布する大型の球根植物です。大半の種はアフリカに分布しますが、日本にも西日本の海岸を中心にハマユウ(学名:クリナム アジアティクム 'ヤポニカム')が自生します。 細長〜やや幅広い剣状の葉を株元から出し、太い花茎を50cm〜1m伸ばしてその先端に数輪の花を咲かせます。花びらは6枚で付け根の部分でくっついています。花色は白やピンクで、夜間に芳香を放ちます。名前はギリシア語でユリを意味する「クリノン」から来ており、花姿がユリ似ているところにちなみます。













《 ユ リ 》
 日本(北海道・本州・四国・九州)、朝鮮半島、中国、シベリア、サハリンなどに分布する、毎年花を咲かせる多年草です。日当たりが良くてやや湿り気のある所に自生します。ミントの仲間で、葉っぱを軽くこすると喉や鼻孔がすーっとする清涼な香りがします。 草丈は60cmくらいで、葉っぱは長だ円形で先端が尖って葉脈がくっきりと深めに入り、縁には粗くぎざぎざが入ります。茎や葉には軟らかくて細かい毛が生えます。夏〜秋にかけて、葉の付け根にごく淡い紫色(白に近い)の小花が固まって付きます。
《 ダブルマルコポーロ 》













《 カンゾウ(甘草・ワスレグサ)  》
 ワスレグサ(忘れ草)は、花が一日限りで終わると考えられたため、英語ではDaylily、独語でもTaglilieと呼ばれる。実際には翌日または翌々日に閉花するものも多い。中国では萱草と呼ばれ、「金針」、「忘憂草」などとも呼ばれる。 広義には、ユリ科ワスレグサ属(別名キスゲ属、ヘメロカリス属)のことを指し、その場合は、ニッコウキスゲなどゼンテイカもユウスゲもワスレグサに含まれる。また長崎の男女群島に自生するトウカンゾウなどもワスレグサと呼ばれる。
《 ノカンゾウ 》





《 ヤブカンゾウ 》







《 ヘメロカリス 》
 日本や中国原産のユウスゲやカンゾウ類(ノカンゾウ、ヤブカンゾウなど)がヨーロッパなどに導入されて品種改良されてできた園芸品種を俗にヘメロカリスと呼ぶことが多いですが、広い意味では品種改良の元となった野生種も含みます。冬は落葉して休眠しますが、春に芽を出し毎年花を咲かせる宿根草(しゅっこんそう)です。 花が短命で一日しかもたないことから別名で「デイリリー」とも呼ばれます。学名でもあるヘメロカリスの名前はギリシア語で「一日」を意味する「へメロ」と「美」と言う意味の「カロス」の2語から来ており、これもデイリリーと由来は同じです。

































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