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< 東山植物園・木々の花T >




《 クチナシ(梔子) 》
 日本(本州西部、四国、九州、西南諸島)、台湾、中国、インドシナに広く分布する常緑樹です。暖かい気候を好み、主に暖帯や亜熱帯地域に自生します。特に日本では、海岸近くの山野に自生することが多いです。。 葉は楕円形で先端が少しとがり濃緑色、表面に光沢があります。黄緑色をした若葉の頃も美しいです。梅雨の中頃〜終わりに径6cm前後の純白の花を開きます。花は甘い芳香があり、これこそクチナシのアイデンティティーと言っても過言ではないでしょう。花びらは肉厚で、時間の経過とともに黄色っぽくなります。基本種は花の基部が筒状で先が裂けて6枚の花びらなる一重咲きですが、八重咲き種もあります。
《 ヒメクチナシ 》





《 コクチナシ 》







《 ヤエクチナシ 》







《 ベニシタン(紅紫檀) 》
 ベニシタン〔C. horizontalis〕のことを指すことが多いです。属全体では約70種類の仲間があり、中国南西部からヒマラヤにかけて分布しています。  弓状にしなる様に枝を伸ばしたり、地をはう様に低い位置で四方に伸ばしてわさわさと茂るタイプのものが多いですが、枝がまっすぐに上に立ち上がる種類もあります。春に小さな白花をたくさん咲かせ、秋になると枝にたくさん付いた小さな果実が赤く熟し樹を彩ります。







《 コムラサキ(小紫) 》
 ムラサキシキブとコムラサキはよく似ていますが、ムラサキシキブは果実が葉の付け根あたりに付くのに対し、コムラサキは葉の付け根からやや離れた場所に付きます。 ぱっと見で弓状に枝をしならせて重たそうに果実をびっしりつけているのがコムラサキと思って間違いないと思います。大きくなっても丈は人の背丈より少し高い程度です。また、ムラサキシキブは枝が直立して果実の付き方がまばらです。







《 コマツナギ(駒繋ぎ) 》
 草のようであるが、実は木本であり、小低木に分類される。本州から九州に生育し、背丈の低い刈り取り草原に多い植物である。刈り取り草地や路傍に生育する場合には時折刈り取られるので地面を這うような形で生育する。丈夫であるので、これに馬のたずなをつないだことから「駒繋ぎ」と呼ばれるようになったという。







《 ハギ(萩) 》
 日本全国に分布する落葉性の低木です。ハギはマメ科ハギ属に属する植物の総称で約20種ほどの野生種が知られていますが、主に8月下旬〜10月上旬にかけて花を咲かせるミヤギノハギがもっとも一般的で庭木としても広く利用されています。ミヤギノハギは別名センダイハギともいい、東北〜北陸を経て中国地方まで自生する種で、蝶のようなかたちをした赤紫色の花を枝いっぱいに咲かせます。また、それ以外にもヤマハギやニシキハギも一般的にハギと呼ばれることが多いです。







《 アメリカニンジンボク 》
 中国原産のニンジンボクの近縁でヨーロッパ原産なのでセイヨウ(西洋)の名を冠しています。ニンジンボクの名前はこの植物の葉が手のひらを広げたような姿をしており、それがチョウセンニンジンの葉に似ており、更に草ではなく木なので「ボク(木)」が付きこの名前になりました。







《 トウフジウツギ( 唐藤空木 ) 》
 中国の江蘇省から雲南省にかけて分布し、丘陵の林の縁などに生える。日本でも沖縄では古くから栽培され、野生化している。 そのため、琉球藤空木(リュウキュウフジウツギ)の別名がある。樹高は1メートルから3メートルくらいである。枝の断面は四角形である。 葉は卵形ないし披針形で、向かい合って生える(対生)。葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。開花時期は6月から10月くらいである。枝先に淡い紫色をした筒状の花を房のようにつける。 花冠は先が4つに裂ける。 雄しべは4本である。







《 サンゴシトウ(珊瑚刺桐・珊瑚紫豆) 》
 アメリカデイコと北アメリカ原産のヘルバケア〔E. herbacea〕を掛け合わせた品種で、ヒシバデイコとも呼ばれます。枝葉細くて長く伸び、あまり高くならないので上記2種とは見た目の雰囲気が大きく異なります。樹高は4mほどで主な開花期は夏、鮮やかな赤色の花を咲かせます。







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