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< 東山植物園・木々の花U >




《 フェイジョア 》
 ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル南部など南米を原産とする、冬も葉が落ちない常緑性の樹木で果実を食用とする果樹です。亜熱帯性の果樹に分類されますが、寒さにも比較的強く、日本でミカンの育てられる場所であれば、気候的に露地栽培は問題ありません。また、常緑で冬にも葉をつけており、枝を切ることで大きさや形もある程度調整できるので、生垣・目隠し・庭木としても利用できます。鉢植えでの栽培も比較的しやすいです。日本の気候でも比較的育てやすいトロピカルフルーツといえるでしょう。







《 クレマチス・ミケライト 》
 クレマチスは世界中に250種〜300種が分布します。特に北半球に温帯に多く分布し、日本にもおよそ20種が自生します。ほとんどの種がつるを長く伸ばし、名前もギリシア語のクレマ(つる)に由来します。「木」扱いと「草」扱いのものがあり、落葉性と常緑性があるといったように形態や生育サイクルなどが細かく違います。 花びらの部分は、実を言うとがくが色づいたものです。本来の花びらどこに行ってしまったのかありません(以下、便宜上がくのことを花びらと呼びます)。花びらの色や形は様々ですが、例外を除いて枚数は4枚・6枚・8枚と偶数のものが多いです。







《 ノウゼンカズラ 》
 国の中部から南部に広く分布するつる性の落葉樹です。日本には古い時代に入ってきており、平安時代には薬用として栽培されていました。枝や幹から気根と呼ばれる根を出し、それが壁やフェンス、他の樹木などにへばりついて体を支えて上に伸びていきます。 主な開花期は夏で、垂れ下がった枝にラッパ型の花をたくさん咲かせます。花色は濃い赤オレンジ色で非常に目立つ色彩です。ひとつひとつの花は短命ですが、絶え間なく新しい花を咲かせます。めしべの先端は最初2又に開いており、何かが触れると閉じる性質があります。曇天だと花がつぼみのままぽとりと落ちることがあります。また、つるの伸びる勢いが強すぎるときも、同様の現象が起こります。







《 ウオトリギ(魚捕木) 》
 台湾、朝鮮半島、中国に分布する落葉低木。名前の由来は、魚を捕るために魚毒として使ったことから。6-7月に集散花序をだし、小さな白色の多くの雄しべをもつ5弁花をつける。葉は互生し、葉身は5-10cmで狭卵形で先が尖り縁に鋸歯がある。10月に果実が赤く熟す。 淡い緑色の花をつける落葉低木。







《 イソノキ(梔子) 》
 本州から九州、朝鮮・中国に分布する落葉の小高木で、高さ数m〜6m程になる。湿原の周辺や斜面下部の道沿いなどのやや湿った場所に生育することが多いが、乾燥する尾根筋にも生育する。共通点は日照条件が良いということであり、樹高を高くすることは、得意でない。葉は長さ6〜12cm、長楕円形でサクラ類の葉に似た印象がある。6月から7月に葉腋に花序をだし、黄緑色の小さな花を咲かせる。







《 シシャンボ(小小坊) 》
 関東南部以西の本州・四国・九州・琉球、台湾・中国・インドシナなどに分布する常緑の低木。日本に分布するスノキ属植物には常緑は少ないが、本種の葉は厚く、沿岸域の痩せ山など、乾燥した場所にもよく耐えて生育している。







《 オクシデンドルム・アルボレウム 》
 別名:スズランノキ 形が美しく、真夏にはスズランに似た白いベル型の花を咲かせます。小さな花ですが20〜25cmの長い花穂が束のように集まって下垂するので、ユニークな咲き姿となります。また、細い葉もエレガントで、秋には美しく紅葉します。







《 ナツツバキ(夏椿) 》
 本州から九州に自生する落葉性の高木で大きくなると樹高は20mになります。ツバキに似た花を夏に咲かせるのでこの名前があります。近縁ですがツバキの仲間ではなく、別属の樹木として扱われます。種小名のプセウドカメリアも「ニセのツバキ」と言う意味です。 別名のシャラノキ(沙羅木)はサラソウジュ(沙羅双樹)と言うことですが、本来のサラソウジュはフタバガキ科の全く違う樹木です。寺院でナツツバキがサラソウジュの代用として植えられたから、単にサラソウジュと誤認されただけ、など諸説あります。







《 ネムノキ(合歓木) 》
 日本(本州〜沖縄)、朝鮮半島、中国などに分布する落葉性の樹木で大きくなると高さ10〜15mほどに生長する高木です。河原など水のある場所によく自生しています。非常に美しい花を咲かせますが、移植の難しさや開花まで年数がかかるなど多少扱いにくい点があり、庭木としてはさほど広くは利用されていないように感じます。













《 モクゲンジ 》
 中国原産の植物ですが、日本では本州から九州の日本海側の海岸に分布します。これが自然分布か栽培品が逸脱したものかは意見の分かれるところです。







《 タイザンボク(泰山木) 》
 中国原産の植物ですが、日本では本州から九州の日本海側の海岸に分布します。これが自然分布か栽培品が逸脱したものかは意見の分かれるところです。







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