< 東山植物園・木々の花 >




《 中国ノブドウ(小紫) 》
 中国原産でノブドウの仲間で蛇葡萄(じゃほうとう)の一種。山野に自生する多年草。熟した果実は、まずくて食べられません。秋に根を堀り乾燥、煎じて関節痛などに用います。目の充血に、根の煎じ液で洗眼をします。







《 トウフジウツギ(唐藤空木) 》
 中国の江蘇省から雲南省にかけて分布し、丘陵の林の縁などに生える。日本でも沖縄では古くから栽培され、野生化している。そのため、琉球藤空木 (リュウキュウフジウツギ)の別名がある。 枝の断面は四角形である。葉は卵形ないし披針形で、向かい合って生える(対生)。葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。開花時期は6〜10月くらいである。枝先に淡い紫色をした筒状の花を房のようにつける。花冠は先が4つに裂ける。






《 フサフジウツギ(房藤空木)  》
 別名:ブッドレア、世界の温帯地域に約100種類が分布する常緑性の低木です。日本にも1種、フジウツギが自生しています。一般に広く栽培されているのは日本原産のものではなく、中国原産のブッドレア・ダウディー(和名:フサフジウツギ)とそこから改良された園芸品種です。小さな花を房状に密に付け、芳香が蝶を誘うのでバタフライブッシュの別名もあります。ブッドレア属をマチン科ではなくフジウツギ科として独立させる場合もあります。













《 セイヨウニンジンボク(西洋人参木) 》
 セイヨウニンジンボクは南ヨーロッパ、西アジア原産の落葉性樹木です。  樹高は2m〜大きくなると8mに達する低木〜小高木で葉は細長く光沢があり、5〜7枚がくっついて一枚の手のひら状の葉になります。夏から秋にかけて枝の先端にやや紫がかった青または白い小花を穂状に咲かせます。 花後にできる果実は香りがあり、風味はコショウに似ており香辛料として使われたそうです。果実だけではなく、枝葉にも香りがあります。利用目的で分けると花木とも言えますしハーブとも言えます。  中国原産のニンジンボクの近縁でヨーロッパ原産なのでセイヨウ(西洋)の名を冠しています。ニンジンボクの名前はこの植物の葉が手のひらを広げたような姿をしており、それがチョウセンニンジンの葉に似ており、更に草ではなく木なので「ボク(木)」が付きこの名前になりました。






《 サネカズラ(実葛) 》
 別名:ビナンカズラ(美男蔓)、日本の主に関東より西の地方、朝鮮半島南部、台湾、中国に分布する常緑のつる性樹木です。みどころは秋になると真っ赤に熟す果実です。形自体もおもしろく、たくさんの小さな果実がひとかたまりの球状になり、枝からぶら下がるように付きます。 開花期は夏で、花には雄花と雌花があります。雌花は粒々がたくさん集まって球形をなした特徴的な実を付けます。果実は熟すと光沢のある赤色になります。花色は淡いクリーム色でぱっと見は雄花も雌花もそっくりですが、開いた花の真ん中の色を見ると雄花と雌花の区別が簡単に付きます。雌花は中心に淡い緑色の雌しべが小球状に固まって付き、雄花は紅色の雄しべが小球状に固まって付きます。











《 リョウブ(令法) 》
 リョウブは北海道南部から九州にかけて自生する落葉性の小高木です。初夏〜夏にかけて白い小花を穂状に咲かせます。穂の長さは10〜20cmになり、枝先にだらんと垂れ下がる感じで付きます。葉は細長めの卵形で先が短くとがってフチにはぎざぎざがあります。幹は茶褐色でところどころ樹皮がはげ落ちます。表面はなめらかで光沢があり美しくサルスベリの幹に似ています
《 リョウブ(姫梔子) 》






《 アメリカリョウブ 》
 北アメリカ原産のアメリカリョウブはリョウブほど大きくならずコンパクトに樹形が収まり花付きがよいのが特長です。また、アメリカリョウブにはピンク色の花を咲かせるロゼアや白花で芳香があるハミングバードなどの園芸品種があります。







《 クサギ(臭木) 》
 北海道から琉球、台湾・中国・朝鮮に分布する落葉性の低木。その名の通り、葉をもむと独特の臭気がする。枝の先に集散花序を出し、花に良い香りがある。花は紅紫色の細長い筒部があり、先は5裂する。裂片は白色、4裂のものもある。1本の雌しべと4本の雄しべが花の外に長く突き出る。萼は紅紫色を帯び、果期には肉質となり色も濃紅色に変わり美しい。





《 シマトリネコ 》
 原産地は原産地 日本(沖縄県)、台湾、中国、フィリピン 、美しい小葉が規則的に並ぶ奇数羽状複葉から降り注ぐ木もれ日が、涼しげでさわやかな印象を与え、人気を呼んでいます。5月下旬から7月にかけて、枝先に小さな白花が房のように咲き、やがて結実して白色の翼(よく)をもったタネが見られます。タネは樹上に長くついているので、遠目に見ると花が咲き続けているようにも見えます。







《 ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花) 》
 別名:タカサゴフヨウ (高砂芙蓉)、中央〜南アフリカ原産の草本性落葉低木で、繁殖力は強く園芸種が野生化している。樹高は30a〜60aになり、別名(ヤノネポンテンカ)の由来となる独特の葉 (長さ5a〜10aの矢じり形、基部は耳状に張り出し、縁には細かい鋸歯がある)を互生してつける。茎の上部に直径5a〜6aの、白色に近い淡いピンクの5弁花をつける(花の中心は濃赤紫色で、花弁の裏側は同色の縦筋が入る)。花は1日花だが、晴天の日などは午前中に閉じる花も多い。







《 ハマボウ(浜朴・黄槿) 》
 関東以西の本州・四国・九州に分布し、韓国にも分布する落葉低木。内湾や河口の塩性湿地に生育する。幹は枝分かれし、樹高は3mほど。葉は落葉樹にしては厚く、両面に星状毛があるが、特に裏面には密生するので、灰白色に見える。







《 イソノキ(磯の木) 》
 本州から九州、朝鮮・中国に分布する落葉の小高木で、高さ数m〜6m程になる。湿原の周辺や斜面下部の道沿いなどのやや湿った場所に生育することが多いが、乾燥する尾根筋にも生育する







《 アカメガシワ(赤芽槲、赤芽柏) 》
 カシワと同様に、葉を食物をのせるのに使い、新葉が赤いことからの名。別名もほとんど、食器として使ったことによる名が多い。ヒサギは古名、ヒサギのヒは「日」、「緋」の意とされている。雌雄異株。7月に、枝先の円錐花序に、花弁の無い小さな花を多数付ける。雄花は淡黄色で、多数の雄しべがある。 雄花 雌花は、3個の紅色の雌しべが反り返る。 雄花と雌花は、咲くタイミングが微妙にズレるのか。雄花の目立つ頃に、雌花を探しても、なかなか見つからない。 刮ハは柔らかい棘が多い。秋に熟すと3つに裂け、約4mmの紫黒色の種子を出す。







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