< 東山植物園・温室の花U >




《 ホシアザミ(星薊) 》
 和名の「ホシアザミ」(キキョウ科)は、花が星形であることと、葉の形や草の姿が「アザミ」に似ていることに因んで名づけられた。 西インド諸島原産の多年草で、世界の熱帯に帰化雑草として広がっている。有毒植物で、植物中に含まれている白い汁液が1滴目についただけで失明するといわれている。また、これが皮膚につくと炎症を起こす。口に入れると、口の中がやけど(火傷)をしたようにヒリヒリする。 ヒッポブロマ・ロンギフロラは属名はギリシャ語のhippos(馬)とbromos(激しさ)が語源で、この植物に、馬を狂わせる毒があることに因む。 また「ベツレヘムの星」。この星にたとえられている、清楚な純白の6弁花を咲かせる球根植物です。英名はスター・オブ・ベツレヘム。









《 ホルムショルディア・テッテンシス 》
 テッテンシスは熱帯アフリカ原産でがくはピンク色、花は紫色になります。この色の組み合わせがユニークでかわいらしいです。主な開花期は夏です。 属名のホルムショルディアはデンマークの植物学者ホルムショルトの名前にちなみます。やや寒さに弱いので、鉢植えにして育てるのが基本で冬は室内に取り込みます。









《 ストロファンツス・プレウシー 》
 ストロファンツス・プレウシーは、コンゴに分布するつる性の樹木です。花びらの先端が糸のように細くなり、その長さは30cmにもなります。その糸のような部分がお互いにからまったりして一見、珍奇な姿に見えますが、これがこの花の特長であり魅力だと思います。花びらの色は白色ですが細長く伸びた部分はうす茶色から赤茶色っぽい色をしています。 属名はギリシア語のストロフォス(ねじれたひも)とアントス(花)からなり、つぼみのとき、長く伸びた花びらの先端がねじれてより合わさった姿にちなみます。









《 サクララン(ホヤ) 》
 ホヤの仲間は、日本の南部から熱帯アジア、オーストラリア、太平洋諸島などに約200種ほどが分布しています。つる性の低木で、花は多肉質で光沢があり、芳香のある種類が多いです。ハート形の葉のケリー(Hoya kerrii)は、ラブラブハートなどの名で近年人気が出た種類です。九州や沖縄にも自生するサクララン(H.carnosa)は以前からよく流通していた種類で、葉に斑が入った品種もいくつかあり観葉植物としても楽しめます。







《 ツルラン 》
 東南アジアを中心として、日本(九州南部、沖縄)、中国、台湾、オーストラリア北部など広い範囲に分布するランの仲間で、山野草として広く親しまれているエビネの1種です。一般的なエビネは春に開花しますが、ツルランは夏に開花する「夏咲きエビネ」というグループに入ります。  エビネの中でも大型種で、葉は先のとがっただ円形で長さは30〜50cm、縦方向に幾筋かのシワが入ります。地際に径2cm前後の球茎(バルブ)をつくり、葉が落ちた後も残ります。根は他の夏咲きエビネに比べると太く、直径3〜4mmになります。







《 ベニマツリ(紅茉莉) 》
 キューバ、パナマなど中南米原産で株元からたくさんの枝を出して、わさわさと茂る常緑性の低木です。開花期間は秋から春にかけてですが、温室など常に一定の気温が保てるところでは周年咲いているような気がします。花は1cm程度と小さくブラッドオレンジジュースのような(わかりにくいですが…)赤に近い橙色の花を花序(花の付いている茎)の先端に十数輪まとめて咲かせます。花の中心部分が黄色く色づき可愛らしい感じです。一つ一つは小さいですが、一カ所にまとめて咲き、原色っぽい色彩で遠目からでも案外目立ちます。







《 リーア・コッキネア  》
 別名:インド・ウドノキはビルマが原産です。高さは1.2〜2.4メートルになり、葉は羽状複葉です。小葉は卵形で光沢があり、縁には鋸歯があります。夏に散房花序をだし、外側が明るい赤色で、内側が黄みを帯びたピンクの小さな花を咲かせます。







《 エイライシャン(夜来香) 》
イエライシャンは、インドやベトナム原産の常緑つる性植物で、春から夏にかけて黄色いヒトデのような5辺の星型をした花がまとまって咲く特徴ある植物です。字のごとく夜になると素敵な香りがするといわれています。一般的にイエライシャンと呼ばれているものは、いくつか別の植物にもあり、通常イエライシャンとは、本品種(つる性ガガイモ科の夜来香)をさす場合が多いようです。






《 シロバナサンタンカ(白花山丹花) 》
 シロバナサンタンカは、アカネ科の常緑樹である。樹高は、5〜6m程度に。葉は長さ10〜15p程度の楕円形で、全縁、鋭頭、枝に対生する。葉質は革質で表面には光沢がある。3〜4月頃、枝先に集散花序を出し、白色の筒状花を球状に多数つける。花の長さは8o程度で、花冠は4裂する。







《 ジャワヒギリ(ジャワ緋桐)  》
 ジャワ、スマトラ、チモール原産で紅白両方の花があります。日本の、里山付近でも咲く「クサギ」の仲間です。クサギの仲間は、ひとつの花の中で、オスの時期、メスの時期があります。 カールしたオシベが前に出ている時が雄花の状態、オシベが垂れ下がり、メシベが一本上をむいている時が雌花の状態です。











《 アセロラ 》
 西インド諸島、南アメリカ北部から中央アメリカが原産とされる常緑低木で、鮮やかな赤色の果皮のサクランボに似た果実を食用とする。葉は全縁(鋸葉がない)で、長さ10cm程度。果実の形からバルバドスサクラ(Barbados Cherry)の別名があるが、先述の通りバラ科のサクラとは類縁関係にない。







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