< 東山植物園・野の花T >




《 ヒメヤブラン (姫藪蘭) 》
 本州〜九州の日当たりのよい野原などに生える。葉は線形で長さ10〜20cm、幅2〜3mm。葉よりも短い高さ10〜15cmの花茎を出し、その上部に淡紫色の直径約1cmの小さな花をまばらに開く。花は上向きに咲き、花被片6個は楕円形で平らに開く。







《 ヤブラン (藪蘭) 》
 ヤブランは日本を含む東アジアに生育する多年草で冬でも葉が枯れずに青々としている常緑性の植物です。日本には「ヤブラン」「ヒメヤブラン」「コヤブラン」の三種があり、名前が示すとおり樹木の下などの薄暗い、いわゆる「ヤブ(藪)」に自生しています。





《 ノシラン(熨斗蘭)  》
 本州の房総半島から沖縄にかけて分布し、海岸付近のやや湿った林の中などに生える。また、庭園の縁取りなどに利用される。海外では、韓国の済州島にも分布している。 和名の由来は、茎も葉も火熨斗(ひのし)で伸ばしたように平べったいことからきている。火熨斗(ひのし)とは昔のアイロンのことである。草丈は30センチから50センチくらいである。 葉は厚く艶のある線形で、先は垂れ下がる。











《 アイ (藍) 》
 タデ科イヌタデ属の一年生植物。別名は、タデアイ(蓼藍)、アイタデ(藍蓼)。紀元前より世界各地で青色の染料として重用されて、日本には6世紀頃中国から伝わり、藍色の染料を採る為に広く栽培された。特に江戸時代に阿波で発達し、19世紀初めには藍玉の年産額15万-20万俵を誇った。 しかし、明治時代に入ると藍玉がインドから輸入され作付が激減し、またドイツで人工藍の工業化が成功して1904年ごろから盛んに輸入されるようになり、現在ではほとんど栽培されなくなった。






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《 ヒヨドリジョウゴ (鵯上戸) 》
 赤い実を鵯が好んで食べることから、ヒヨドリジョウゴの名前がついたとされる。









《 アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)  》
 北米原産の帰化植物。高さ1m程になる多年草。路傍や造成地などの荒れ地に生育し、次第に増えているように思う。葉は3小葉からなり、葉の両面には硬くて短い毛が多い。茎や花軸にも毛が多く、全体的に毛が目立つ植物である。「ヌスビトハギ」は、変異が大きく、葉の形や全体の形状によってヌスビトハギ、ケヤブハギ、マルバヌスビトハギ、ヤブハギの4亜種に分けられる。









《 ヤブハギ(藪萩)  》
 低地〜山地の林縁などに生え、茎の高さは60〜100センチ。茎先の細長い総状花序に、長さ3〜4 ミリの淡紅色の花をまばらにつける。葉は茎の中央から下に集まってつき、裏が淡緑色です。













《 シュウカイドウ(秋海棠) 》
 中国からマレー半島にかけて自生する冬を越して毎年育つ草花で、地下に塊茎(球根)を持ちます。日本に渡来したのは1640年ころで、その後日本国内での伝播は早かったそうで、現在では元々日本にあった植物かのように野生化したものや庭園などでごくあたりまえに見ることができます。













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