< 東山植物園・野の花U >




《 ギボウシ(擬宝珠)  》
 東アジアにおよそ20種〜40種が分布する、毎年花を咲かせる多年草です。分布の中心は日本で、多くの種があります。やや湿り気のある土壌を好み、主に山 野の林の中や草原、湿原などに自生します。日本では古くから観賞用に庭などに植えられていました。園芸品種ができたのは江戸時代中期から後期で、ヨーロッ パにはシーボルトらによって紹介されました。その後、アメリカにも導入されて数多くの園芸品種が作られました。葉の色や姿、大きさにさまざまなバラエ ティーがあり、園芸では葉を鑑賞するリーフプランツとして広く用いられています。 ギボウシはつぼみの姿が橋の柱の先端などについている擬宝珠(ぎぼし)に似ているところからつ けられた名前です。











《 コバギボウシ(小葉擬宝珠)  》
 サハリン〜日本の広い範囲に分布します。湿地に好んで自生します。変異が大きく、北に行くにつれて株は大型になります。葉はへら状、這うように広がるのでグラウンドカバーに適しています。







《 ハマユウ(浜木綿) 》
 日本や韓国の済州島に分布する毎年花を咲かせる多年草で、主に海岸線に群生します。正式な和名はハマオモト(浜万年青)ですが、ハマユウの名前でもよく知られています。日本の平均気温15℃の地域を結んだラインをハマオモト線と呼び、このラインより南の地域に自生します。北限は房総、三浦半島になります。











《 クルクマ・ペティオタラ 》
 クルクマは、熱帯アジア原産のショウガ科の球根植物です。切り花としての需要が高い植物ですが、最近では、鉢花や花壇用としても栽培されるようになりました。初夏から夏にピンク色や白を中心とした花を咲かせます。花弁に見える部分は苞(ほう)で、1カ月以上も美しい色を持続します。しかし実際の花は、苞の下の方につき、開花から1週間ほどで咲き終わります。







《 ナツスイセン(夏水仙) 》
 日本では、北海道を除く全国の主に人家の近くの里山付近に生育する。8月中旬から下旬にピンク色の花を咲かせる。古くに中国からの帰化植物と考えられている。









《 ヒガンバナ(彼岸花) 》
 房総・三浦半島以西の本州・四国・九州などに分布しています。種子は水に浮くので、海流に乗ってあちこちに広がります。葉が厚く形がオモト(万年青)に似ているので、ハマオモト(浜万年青)とも呼ばれています。夜中に花が開花し、強い香りをだすのが特徴で、花が咲き終わった後に小さな球根のような実がつきます。









《 タカサゴユリ(高砂百合) 》
 台湾原産の帰化植物である(タカサゴ:琉球語のサカサングに由来する台湾の別称)。観賞用として大正時代に導入されたという。テッポウユリによく似た花を咲かせるので、除草されず、広がりつつある。荒地に生育し、花の外側が赤褐色を帯びている点などが特徴的である。テッポウユリとの自然雑種もあり、中間的な姿をしている個体もあって変異がある。









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