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< 東山植物園・水辺の花T >




《 サギソウ(鷺草)》
 日当たりのよい平地や山麓の湿地に自生する日本を代表する野生ランです。かつては北海道、青森をのぞいた全国に分布していましたが、乱獲や生育環境の破壊により現在では自生のものを見る機会は少なく、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されています。 夏に花茎を長く伸ばし、名前の通り鷺(さぎ)が羽を広げたような姿の純白花を数輪咲かせます。英名の「イーグレット・フラワー(Eargret Flower)」も「白鷺」の意です。花もちはさほどよくなく、開花して4〜5日で枯れてしまいます。









《 オオバナイトタヌキモ(ミカワタヌキモ)》
 北海道から九州の池や沼などに生育するタヌキモ科の多年草で花期は7〜9月。長さ 1.5〜4.5cm、基部で 2 本の枝に分かれ、更に何回か二叉状に分枝し、通常多数の捕虫嚢をつけるが、ほとんどつけないこともある。水中のミジンコなどを吸い込んで消化する。花茎は長さ 10〜30cm で、水面から出て直立し、しばしば茎より太く、中実、先端に数個の花をつけ、花柄は長さ 0.5〜3cm 。花弁は黄色で、直径 1.2〜1.5cm、距は下唇より短い。









《 オグラコウホネ(巨椋河骨) 》
 日本固有種である。本州の中部地方から九州にかけて分布し、池沼や河川に生える。 和名は京都府の巨椋池に由来するが、この池は干拓によって消滅している。環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。 草丈は10センチから30センチくらいである。葉は幅の広い卵形で、水面に浮かぶ。特徴は葉柄が細長く中空であることである。







《 アサザ(浅沙) 》
 アサザはミツガシワ科アサザ属の多年草。ユーラシア大陸の温帯地域に分布し、日本では本州や九州などに生育する。





《 エキノドリス 》
 主に南米大陸に分布する。アマゾン川やその水系、パンタナール大湿原にも多くの種類が生息している。アクアリウムの世界では、このグループに属する水草が多種栽培されているが、日本においてはアクアリウム以外での利用はあまり聞かない。





《 オモダカ 》
 オモダカは日本各地の低地の水田や用水路に見られる多年草です。走出枝(そうしゅつし、ランナー)を伸ばして、その先端に丸い球根をつくります。葉は根元にまとまってつき、長い葉柄がある独特の矢じり形で、特に葉が細いものをホソバオモダカと呼びます。葉の先端を虫眼鏡で観察すると長く伸びているのが特徴です。長い花茎を伸ばして3枚の花弁がある純白の花を咲かせます。雄花と雌花の別があります。日本を含むアジア、南北アメリカ大陸と広範囲に分布している。







《 ヒレタゴボウ(鰭田牛蒡 》
 アメリカ原産の帰化植物。8月から10月に黄色い花を咲かせる。花弁には葉脈状の筋がある。河原、放棄水田、水田の畦などの水湿地に生育する。和名は茎に鰭(ひれ)がある田牛蒡(ごぼう)である。





《 アメリカミズキンバイ 》
 アメリカ水金梅(アメリカミズキンバイ)はアカバナ科チョウジタデ属の一年草である。 北アメリカから南アメリカにかけて分布し、湿地に生える。日本では本州と四国に帰化しており、水田などに生える。 別名は鰭田牛蒡(ヒレタゴボウ)という。草丈は50センチから100センチくらいである。 葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。







《 ウオーターポピー 》
 ウォーターポピーは別名ミズヒナゲシとも呼ばれているブラジルやベネゼイラなどの南米原産の多年草です。名前のとおりポピーに似た花を咲かせます。 葉は丸くて艶があり緑鮮やかで、花は淡い黄色でとてもさわやかな印象です。







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