日本原産の常緑樹で、主に本州の千葉以南〜沖縄にかけて分布し、湿り気のある樹林内や海岸近くに多く自生しています。日陰や潮風に優れた耐久力を持っています。
木が幼い若木の頃は葉に深い切れ込みが入りその姿が昔の雨具の「蓑(みの)」に形が似ているところからカクレミノの名前が付けられました。
雌雄同株。枝先に球形の散形花序を1〜数個だし、淡黄緑色で5弁の小さな花を15〜40個つける。両性花だけつく花序と、雄花と両性花が混じる花序がある。花柄は長さ4〜7cm。雄しべは5個、花柱は4〜5裂する。果実は液果で長さ7〜8mmの広楕円形で紫黒色に熟し、先端に花柱が残る。