国産ベスト判2眼レフカメラ(1/2)
 ベスト判2眼レフカメラはローライが1931年に初めて製造したが、 戦後1957年に、アメリカでベスト判ブームになり再度ローライがグレー仕様を発売した。 それに刺激されて、日本のメーカーも1958年から製造を始めた、 この頃に有名になったのはローライの余りにもそっくりさんを作成したヤシカが、ローライから 訴えられたことである。
カメラ名 ヤシカ44
製造年月 1958年 シャッター コパルSV
B,1〜/500
レンズ ヤシノン
60mm F3.5
 1957年にローライ44が発売されて翌年すぐに追従して発売された、ローライは新しい機構を盛り込んだが、ヤシカは戦前のローライ44に近い物であった 6×6判のヤシカマットをアレンジしたもので、フィルムは上から下へ巻き取る、ピントグラスはフレネルレンズが付いた。 各種の色が出され、チャコールグレー、グレー、パステルグレー、ラベンダー、ゴールデンブラウン、ローズブラウン、バンガーディアなどの色があった。
カメラ名 ヤシカ44LM
製造年月 1959年 シャッター コパルSV
B,1〜1/500
レンズ ヤシノン
60mm F3.5
 ヤシカ44に露出計を巻き上げはクランク式からノブ式になった。ボディカラーはブラック、チャコールグレー、バ−ガンデイの三色。 ベスト判フィルムにスタートマークが付きセミオートマット式になった。
カメラ名 ヤシカ44A
製造年月 1960年 シャッター コパル
B,1/25〜1/300
レンズ ヤシノン
60mm F3.5
 1959年から輸出向けに製造されていた物を国内発売したもので、ヤシカ44の普及機フィルム確認は裏窓で行う。
カメラ名 リコースーパー44
製造年月 1958年 シャッター シチズンMV
B,1〜1/400
レンズ リコー
60mm F3.5
 リコーの初めての44判カメラで、機構はオーソドックスなもので、他のメーカーと違うのはホットシュー付きであった。
カメラ名 リコーマチック44
製造年月 1959年 シャッター リココー
B,1/25〜1/200
レンズ リコー
60mm F3.5
 リコーらしいスマートなデザインで、使用フィルムの感度によりシャッタースピードを決めるユニークなカメラで露出計と連動する絞りを調節して露出を合わせる。 ピントフードを開けると前蓋のプラスティックカバーが開くというケースレスカメラである。
カメラ名 キノ44
製造年月 1958年 シャッター シンクロナイズド
B,1/25〜1/300
レンズ キノコール
60mm F3.5
 東郷堂から発売されたカメラでヤシカ44Aににた普及型のカメラである。 東郷堂はどちらかと言うと少年向けに発売されたカメラが多いが、このカメラは本格的に作られている。
カメラ名 キノ44デラックス
製造年月 1958年 シャッター コパルSV
B,1〜1/500
レンズ キノコール
60mm F3.5
 キノ44の高級型で、シャッターはコパル製、ホットシュー付き、自動巻止め、ファイルターはバヨネットになっている。 東郷堂ではキノ44以外に名前を変えた、ラコン44、トヨカ44等があった。


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